「めざせ甲子園」きょうはKBCです。新チームで挑んだ公式戦はすべてベスト4入り。夏の頂点を見据えた矢先、チームを支えていたキャッチャーがけがに見舞われます。仲間の思いを受け継ぎ、立ち上がったのはキャプテンでした。
青空の下、グラウンドに響く大きな声。公式戦3大会連続のベスト4。それでも、まだ「決勝」の景色を知りません。
この夏こそ夢の甲子園へ。今年の武器ともいえるのが「層の厚い投手陣」。
ダブルエースの高橋叶(たかはし・あきら)、金城唯月(きんじょう・ゆづき)。さらに、力強いストレートが武器の熊谷大成(くまがい・たいせい)など、完投能力のある実力派が揃っています。
中でも秋までエースナンバーを背負っていた金城は、去年10月に右ひじを痛め、3カ月の間投げられない日々が続きました。

KBC高等学院 金城唯月選手「周りがボールを投げながらトレーニングをして。球速が上がっているのが分かっていたので、それを見た時、焦りがあったが、治すことを一番にトレーニングした」
けがからの復活を経て春の背番号は「10」。この夏、再びエースをめざします。
KBC高等学院 金城唯月選手「初戦にピークを持ってきて決勝まで進んで優勝し、みんなを甲子園に連れていける投球ができたらいい」「エースナンバーを取り返す」
打線は春の5試合で23得点と強力。その中心は4番でキャッチャーの屋比久竜巴(やびく・りゅうは)くん。しかし今年の春、屋比久くんをアクシデントが襲います。
ランナーで帰塁した時に右肩を脱臼。最後の夏はキャッチャーとして出場することが難しくなりました。練習ができない約1ヵ月はチームを陰から支えました。

KBC高等学院 屋比久竜巴選手「けがをして練習ができないので、サポートや声を出すことを頑張った。選手の水を補充したり、ノック中にグローブを渡していた」

KBC高等学院 大城翔太郎副主将「竜巴はメンタルも強くて、チームのことを一番に考えて、練習や試合の声かけを頑張ってくれた。病院に行く前に『お前ら信じてるから頑張れよ』と言葉をかけてくれて、自分たちはやるしかないと思い、竜巴の復活まで勝ち上がるしかないので、厳しい戦いだったが(春の大会は)勝てた」
悔しさしか残らなかったという春。この夏は「仲間の期待に応えたい」。
屋比久くんは夏の大会に向けて指名打者としての出場をめざし、バットを振り続けています。
KBC高等学院 屋比久竜巴選手「夏の大会はDHでスタメンを取ることを目標に。春は迷惑をかけた分、夏は貢献できるように頑張りたい」
けがをした屋比久くんの思いを受け継いだのがキャプテンの上原亜優斗(うえはら・あゆと)くん。そんな上原くんは野球ノートに心境を綴っていました。

KBC高等学院 上原亜優斗主将「最初はボールが怖くてワンバウンドを手で取りに行ったり、キャッチングでもグローブから落ちたり、配球もどんなボールを要求するか分からなかった」
慣れないポジションに苦しむ上原くんを支えたのは、屋比久くんでした。
屋比久選手「今のはこうした方がいいんじゃない?」上原主将「こうか?」
KBC高等学院 上原亜優斗主将「(屋比久には)配球面だったり、キャッチングやワンバウンドの止め方を教えてもらった。ピッチャーに対する声かけや、キャッチャーとしてのあり方も教えてもらった」
いざ最後の夏へ。けがで出場できない仲間の悔しさをチームを支える力に変えたキャプテン。全員が心をひとつにしています。

KBC高等学院 熊谷大成選手「野球について真剣に考えているので、キャプテンとしてもチームを引っ張る大事な存在」
KBC高等学院 屋比久竜巴選手「今では自分がキャッチャーできない分、亜優斗がキャッチャーをやっているので、大きな存在となっている。沖縄一のキャッチャーになってほしい」
支え合い苦しみを乗り越えた選手たち。この夏、決勝の扉を開き「絶対優勝して甲子園へ行く!」。
KBC高等学院 大城翔太郎副主将「3大会連続ベスト4で止まっているので、決勝の舞台を開くために1日1日課題をつぶして、甲子園に行きたい」

KBC高等学院 屋比久竜巴選手「このチームは気合いがすごく、どこのチームも勝ちたい思いがある。最後の夏、全力で甲子園めざして頑張りたい」
KBC高等学院 上原亜優斗主将「一戦必勝でやって、支えてくれる人たちに恩返ししたい」

全員「甲子園行くぞ!オー!」
なお、指名打者で出場をめざしている屋比久くんは、試合でフルスイングができる状態まで回復したという事です。KBCは沖縄セルラースタジアムの開幕戦。宮古総工と対戦します。QABでは開幕の13日から毎週土曜日に速報めざせ甲子園を放送します。
「めざせ甲子園」あすは沖縄カトリックです。







































