Vol.12 高江洲さん(88)
30歳のじぶんへ
30代は子育ての真っ最中で、一番私がやりたかったことは、もうこれ以上眠れない睡眠時間をたっぷり欲しい、という時期でした。
主人には一番悪いんですけど、この13号線で飛行機が墜落したことがありましてね。3人の子どもたちをどこに逃げればいいのか、どこに隠れる場所があるのかって。わたしはあの音を聞いて「また戦がきた」と心配しているところ、主人は「見に行ってくる」って、は~もうがっかり。
それがふたりとも今は88歳になっても一緒にいる元気でいてくれている。子どもたちにも大切にされて。今、最高に幸せです。30歳の春子がいたから今がある。どうも、ありがとう。みんな元気でよ~