琉球朝日放送の第285回番組審議会が2月20日火曜日午後3時30分より琉球朝日放送で開催され、課題番組『復帰50の物語〜つむぐ 伝える 歩む〜』(再放送)〈2023年12月30日(土)午前10時10分~午前11時40分放送〉について審議が行われた。

事務局報告では、視聴率ならびに視聴者応答(いずれも12・1月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。

番組冒頭で、沖縄が復帰にいたる過程を説明してもよかったのではないか。復帰を経験したご意見番的な方が出演していると、より視聴者の理解が深まったのではないか。

復帰の光と影をバランスよく取り上げていた構成が評価できる。過去の放送回をみずに本番組を視聴した方にとって、消化不良な印象を受けると考えられる箇所があった。

復帰当時のことを思い出す懐かしさだけでなく、初めて知ることもあり勉強になった。復帰直後のことだけでなく、復帰後の沖縄に寄与した人を紹介してはどうか。

過去の放送回のテーマや内容をパネルなどで紹介したほうが分かりやすかった。5つのテーマに絞り、視聴者が飽きない展開となっていた点が評価できる。

インタビューの内容が具体的にどういったことを指し示しているのかわかりづらい箇所があった。全体を通して丁寧な取材を行なっていることが伺い知れた。

本番組は、戦後沖縄の歩みを知る機会が得られる良質な番組である。復帰というテーマや、それをさまざまな視点から扱うという地元局ならではの番組づくりが評価できる。

アナウンサーがそれぞれ自身の意見でコメントしていた点が評価できる。楽しくも、考えさせられる内容であった点が評価できる。

出席委員 島袋昭彦・山入端裕哉・仲村直将・西江昭吾
欠席委員 豊川明佳・伊佐香菜子・呉屋遥(いずれもレポート提出)