きょう3月31日は語呂合わせで「山菜の日」です。山菜料理って本土ではよく聞きますが、沖縄ではあまり聞かないような? 今回は石垣島に伝わるおいしい山菜料理を、西原町の山城民子さんに教えてもらいました。全て石垣島宮良集落の言葉「めーらむに」で紹介します。
2023年取材 西原町 さるむしるぬちゃんぷるー編
半嶺まどかさん「みなさんお元気ですか、私は石垣島の宮良言葉を研究している半嶺です、どうぞよろしくお願いします。沖縄県の西原町に住んでいる(石垣島)宮良出身の山城民子さんはとても料理上手な人です。

半嶺まどかさん「今から作るものは何ですか?」
石垣島宮良出身 山城民子さん「さるむしると、えのき、えのきって食べたことあるかな~ バターでパパッとちゃんぷるーにしよう」
「さるむしる」というのは共通語ではオオタニワタリのこと、沖縄県内でもどこに行ってもよく見かけます。

山城民子さん「きょうはちゃんぷるーだけですが、本当は天ぷらが良いけれど、天ぷらは時間がかかるので、だからえのきでパッと」
半嶺まどかさん「分かりました 教えてください」山城民子さん「待っててね」
半嶺まどかさん「今から作るものは何ですか?」
山城民子さん「さるむしるとえのき、えのきって食べたことあるかな~バターでパパッとちゃんぷるーにしよう」
材料は塩コショウに えのきとオオタニワタリ、くるっと巻いている新芽の部分を使います。オオタニワタリはどんなところにあるのかな?

山城民子さん「山の中、陰になったところにね、そういったところにだいたいあるよ。日の当たるところは固くておいしくない、けれどもハブがいる。ハブがいるので怖い思いをするよ。山の中に入るからね」
オオタニワタリはちょっと下ごしらえが必要なんだって。
山城民子さん「芯が少し固いので」まどかさん「切って?」「そう切ってね だいたいこのサイズはね、大きめのものは2つ3つに切れば良いのだけどね、このようにして中の芯は少し固いので、こうやって切るとちょうどこれはまん丸なので、爪楊枝でくすぐって、笑われるよ、中に虫がいる場合もあるからね、こういうものは丁寧にやらないと下ごしらえが大事なんだよ、こんなものを料理するときにはね」

下ごしらえが終わったら温めたフライパンにバターを入れます。
山城民子さん「これは何グラムかな?100gくらいかな?」
バターが溶けたらオオタニワタリとえのきを合わせて炒めます。
山城民子さん「オオタニワタリも、えのきも、少しぬるぬるしてぬめりが出てくるので」まどかさん「色が変わってきたね」「そう、きれいでしょう?」
塩コショウで味付けをして最後にごま油も少し入れて香りをつけます。

山城民子さん「オオタニワタリのちゃんぷるーです 終わりましたよ」まどかさん「ありがとうございます」
あっという間にオオタニワタリのちゃんぷるーが完成しました、色がきれいでおいしそうだね~ 他にもアダンの芯のちゃんぷるーピパーチのじゅーしー八重山そばも作ってもらいました!
アダニヌフクぬちゃんぷるー編から
山城民子さん「全部召し上がってください」「ありがとうございます いただきます」

宮良出身の皆さんと一緒にごちそうをいただきますよ。
山城民子さん「おいしいですか?」「おしいですよ」「良かったさ 作ってあげて たくさん召し上がってください作って良かった」
半嶺通男さん「(アダンの芯は)タケノコに似ていますね。昔は最高の弁当のおかずだった」

新垣けい子さん「昔は山に入ってこっちにもあっちにもあったよね。」
山城直吉さん「私の中学校のときの弁当は ごはんの上に乗せて4km往復 歩いてよ」「何も病気もせずに支障なく 今まで健康でいるのはこういうものを食べてきたから元気なのかもしれない」「妻の作るものは何でも食べてきたので、これが健康の秘訣かもしれない」

山城民子さん「とてもおいしい、昔ながらの料理を教えてくださり本当にありがとうございました。なんでも食べて、みんなで健康でいましょうね。
それじゃあ、おしまい。またね~
ナレーションは宮良の言葉を研究している半嶺まどかさん、料理は山城民子さんに教えていただきました。本土ではオオタニワタリは食べない、オオタニを食べる風習は沖縄全土である、天ぷら、お浸しなど。
オオタニワタリ→本島の言葉では「ふぃらむしるー」、石垣宮良言葉では「さるむしる」
アダン→那覇言葉「あらん」、石垣宮良言葉「あだに」アダンの実ではなくて新芽の部分の芯を使う。
映像のフルバージョンは見逃し配信のページからご覧いただけます。ぜひこの機会に味わってみてください。










































