今年のプロ野球で日本一を達成した福岡ソフトバンクホークスの野球教室が那覇市で行われました。コーチ陣には県勢選手たちが名を連ね、子どもたちは目を輝かせながらプレーしていました。
沖縄セルラースタジアム那覇に集まったのは県内の野球少年・野球少女ら300人あまり。待ちわびる子どもたちの前に登場したのは?
「トップバッターは背番号5番 山川穂高選手~!拍手!」
これまで4度のホームラン王、今年は日本シリーズMVPも獲得した那覇市出身の山川穂高選手をはじめ、来シーズンでプロ13年目となる南城市出身の嶺井博希選手、宮古島出身の盛島稜大選手ら5人の県勢選手を含むコーチ陣です。
記念撮影後にさっそく練習を開始!山川選手のノックでは。
山川穂高選手「みんな、俺の打球捕れる?俺マジで打つからね」
とは言え、相手は小学生。そこはもちろん手加減も、と思いきや、容赦のない強い打球が次々と飛んでいきます。
山川穂高選手「容赦するべきではないかなと思って。プロのすごさ、速さを口で言うよりは、肌で感じてもらったほうがすごいなとか、厳しさも少し感じてもらえればと思いました」
ノックを受けた小学4年生「打球が速くてめっちゃ浮き上がっていた。(プロは)こんなボールを捕っているんだなと思いました」
また、嶺井選手はスローイングの練習を担当。沖縄市出身の津嘉山憲志郎投手は、キャッチボールで子どもたちに野球の基本を教えていました。
津嘉山投手に質問「いつも投げる時に右とか左とかにいく」
津嘉山選手「ちゃんと相手のグローブのところを見て。見ながらキャッチボールをしたらコントロールが良くなるから、胸に投げるのを意識したら上手になると思います」
子どもたちは野球の練習はもちろん、普段なかなか間近で見られないプロ野球選手との交流を楽しんでいました。
小学5年生「いつもはテレビとかでしか見られなかったけど、生で見てすごいなと思った。野球がうまくて将来ああなりたいなと思いました」
小学4年生「(Q.将来の夢は?)プロ野球選手です!」
そして野球教室の中で最も盛り上がったのが、プロ選手たちによるバッティングのデモンストレーション。子どもたちの期待はやはりホームラン。山川コールが起こります!
憧れの選手たちからたくさんの刺激をもらった子どもたち。そして選手たちもまた、目標となる存在として新たなシーズンへの思いも強くしていました。
山川穂高選手「テレビを見ている子どもたちが打ち方を真似するような打者に、打ち方を真似するって、打っていないと真似されないので、そういう選手になりたいですね」
県勢選手たちには、子どもたちの期待に応える活躍を来シーズンも見せてほしいと思います。
そして、県勢は選手だけではありません。今回の野球教室の運営スタッフにはプロで13年間活躍し、去年引退した八重山農林出身の嘉弥真新也さんの姿もありました。
引退後はソフトバンクのアカデミーコーチとなり、今月行われる小学生の大会・ジュニアトーナメントでチームの監督を務めるほか、来年4月に誕生するソフトバンクの中学生硬式野球チームで初代監督に就任することも発表されています。新たな形での県勢の活躍にもぜひ注目してください。












































