『来ます…。皆、死んでいきます』『見たくないなら目を閉じていろ』
東京で上演中の舞台「木の上の軍隊」。伊江島で2年間、終戦を知らずガジュマルの木の上で生活していた沖縄出身の新兵と日本兵のことを描いた作品です。
原案は井上ひさしさん。完成を前に亡くなったことから、脚本は蓬莱竜太さんに引き継がれました。
蓬莱竜太さん「井上さん自身の思想を引き継ぐというよりは、この問題に立ち向かって書いてみる気持ちを引き継がせてもらった。今も傷痕が残りつつ、戦っている沖縄という実態があるというところでは、僕はものすごく、遠い所にいたんだということを感じまして」
舞台では新兵と日本兵とのやりとりを通して、戦争の本質を浮き彫りにしています。