気象庁は、5日午前5時10分に鹿児島県屋久島町にレベル5土砂災害特別警報を発表しました。屋久島町では土砂災害がすでに発生している可能性が極めて高く、命の危険が迫っています。最大級の警戒が必要です。
崖などの近くにいる人は周囲の状況を確認し、屋外へ出ることが危険な場合は頑丈な建物のできるだけ上の階や崖から離れた部屋に移動するなど、今すぐ身の安全を確保してください。
鹿児島では4日夜と5日未明の2回にわたり、線状降水帯が発生しています。
■レベル5 土砂災害特別警報
鹿児島県屋久島。未明に発生した線状降水帯が今も島を襲っています。
屋久島には最も高いレベル5土砂災害特別警報が出ました。また、レベル4大雨危険警報も発表されています。
気象庁は5日午前6時ごろ、記者会見を開きました。
気象庁 大気海洋部予報課長
細見卓也氏
「これまで経験したことのないような大雨となっています。災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。特に土砂災害警戒区域などでは何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、警戒レベル5に相当します」
午前6時時点で被害の情報は出ていません。
■線状降水帯 発生
4日、猛烈に強い雨が降った鹿児島県。横殴りの激しい雨に、撮影者は外に出ることが出来ません。
夜になると、屋久島と種子島で線状降水帯発生が発生。
気象庁は鹿児島県に記録的短時間大雨に関する速報を発表しました。
屋久島町付近では午後7時半までの1時間に、およそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
■約1カ月分の雨が半日に
4日昼過ぎの宮崎県。降り続いた雨はより一層激しさを増します。
本来であれば排水溝ですが、見えなくなるほど水がたまっています。そしてこちらからは、泥水があふれ出ています。雨脚が強まってきました。大粒の雨が地面をたたきつけています。
ちょうどこのころ、気象庁は宮崎県南部に線状降水帯の直前予測を発表しました。
路面状況が非常に悪くなっています。山から水が流れ出て来ていて川のようになっています。
片側の道路は土砂で埋まり、大きな石も転がっています。
道路上水がたまり始めています。左手はガソリンスタンドですが水がたまり、車が通るたびに大きな波ができています。
このガソリンスタンドでは…。
ガソリンスタンド 従業員
「もう、指示で閉めてくれということで」
「(Q.それはもうこの状況を見て?)雨の状況を見てですね」
「(Q.どのぐらいの時間でこのぐらいの?)30分ぐらい。貼り紙して、とりあえず待機する予定」
結果、線状降水帯は発生しなかったものの、小林市では12時間雨量が289ミリに達しました。
平年9月のおよそ1カ月分の雨がわずか半日で降ったことになります。
大雨の影響で、宮崎自動車道や東九州自動車道の一部などで、今も通行止めが続いています。
■宮崎でも大雨・冠水相次ぐ
宮崎県内、大変な雨になってきました。景色が真っ白です。打ち付ける雨、水田の水面は波打つように奥へと震えるような、そんな雨の降り方になっています。
宮崎県では、停滞する台風24号と前線により、長時間、強い雨が降り続いています。
台風は、この後も進路を東へ、北へと変えながら週明けまで居座る予想です。
宮崎市内を流れる瓜田川は、みるみるうちに水位が上がり、4日午後4時には、水面が橋のぎりぎりまで達しました。
大淀川も、橋脚の上の方まで濁流が押し寄せています。
非常に強い風が吹いています。そして一級河川・大淀川も増水していて、本来であれば見えるはずの河川敷にある駐車場も濁った水につかっています。車がぽつんと一つ残っているんですが、タイヤの半分ぐらいまで水が来ています。
道路の冠水も相次ぎました。
土砂災害の危険が高まった都城市では、4日、市内全域に避難指示が出されました。
鹿児島県の屋久島と種子島では、引き続き線状降水帯発生の恐れがあるため、避難情報など注意が必要です。
(2026年9月5日放送分より)







































