世界各国の企業などが集まる「サプライチェーン博覧会」が北京で開催されています。今年はAI(人工知能)関連の展示に力が入れられていて、日本の経済界からも企業関係者らが相次いで視察に訪れています。
今月26日まで開催される「サプライチェーン博覧会」は、中国政府系の団体が供給網の強化を狙って主催しているもので、4回目となる今年は、85の国や地域、国際機関から最先端の半導体メーカーやロボット企業を含む670以上の企業や団体が出展しています。
今年は初めて「AI特設コーナー」が設置されるなど、AIやロボット関連の展示に特に力が入れられています。
AI搭載のロボット製造などを行う広東省の企業が開発したこの犬型ロボットは、すでに広東省のほか、雲南省や天津市の警察などで導入されています。
ネットの射出には、空母から航空機を発射するシステムである「電磁カタパルト」を応用した技術が用いられているということです。
開発した企業の担当者
「(このロボットは)AIによる感知技術などを取り入れることで、自律的なパトロールを目指している。世界各国の多くのバイヤーやサプライヤーが興味を持ってくれている」
この企業は、日本企業とも取り引きがあり、今後は日本の警察などへの導入も目指したいとしています。
去年11月の高市総理大臣による台湾有事に関する発言以降、日中関係を巡っては緊張が続いていますが、博覧会には交流正常化に向けて日本からも視察が相次いでいます。
住友電工 松本正義会長
「AIとか、空飛ぶクルマとか、そういうのを実際に展示して商用化にもう一歩のところまで来ているのはすごいなと思う」
関西経済連合会の会長も務める住友電工の松本正義会長は、「展示内容が年々変わっている。今年はAIなどが目立ち、中国が力を入れているフィールドが分かる」と指摘しました。
「日本と中国のサプライチェーンは切り離せない」とし、両国の交流正常化のためには経済界が努力する必要があるとの考えを示しました。
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