女性の健康の悩みをテクノロジーで解決する「フェムテック」。ブーム一巡とも言われるなか、企業が健康経営の一環として導入する動きが出ています。
大手証券会社では去年、女性社員を対象に健康をサポートする、あるサービスの利用者を募集しました。
サービスを使った中村さんです。
アプリで生理や排卵などの時期が予測できるもので、体調の管理に活用したといいます。
大和総研 中村友美さん
「生理前の時期に、日中眠たいとか集中力が続かないなというのは感じています。ちょっと試しにやってみようかなと」
そのデータのもとになる“温度”は、手のひらサイズの機器を専用のブラジャーに装着し、寝ている間に測ります。
「休暇を取ろうと思っても、打ち合わせなどを入れていると取れなかった。事前に『この時期しんどい』というのが把握できるようになったら、そこに予定を入れないようにするということもできるので(休暇を)取りやすくなったなと」
この会社では、こうした「フェムテック」を希望者が3カ月間無料で利用できるプログラムを導入。
アンケートでは、体験した人のおよそ7割が、仕事の質や業務効率などが改善したと答えました。
大和証券グループ本社 健康経営推進課 西澤典子次長
「月経の症状がつらくて仕事に影響があるという声が少なからずある。より安心して活躍できる場が作れないかというところで(導入した)」
生理や更年期症状などによるパフォーマンスの低下や欠勤、離職によって生じる労働損失は総額3.4兆円にも上ると試算されています。
これの解決を目指す「フェムテック」には大手のメーカーや商社が続々と進出し、市場が拡大。
ただ、ブームが一巡しつつあるとも言われます。
代わって新たなビジネスチャンスとなっているのは“健康経営”を掲げる企業へのサービス導入です。
サービスを開発したTOPPAN 廣瀬久美さん
「(女性の健康課題は)個人で解決すべき課題と捉えられていたかと思う。会社や社会全体で解決しなければいけない課題として認知されてきている」
国も先月末、ポイントをまとめた資料を作り、企業や自治体に導入を後押ししています。







































