北京で14日から米中首脳会談が行われます。トランプ政権にとってはどのような成果が期待されるのでしょうか。ワシントンの専門家に聞きました。
アメリカン・エンタープライズ研究所 ザック・クーパー氏
「トランプ大統領は米中の経済関係、特に中国企業との合意の発表に注力している。同行する米企業のCEO(最高経営責任者)の中にはボーイング機や大豆、その他農産物の購入を発表する者がいるだろう」
「アメリカン・エンタープライズ研究所」のクーパー氏は、中国によるアメリカ産の農産物や航空機の購入がトランプ大統領にとって優先事項だとの見方を示しています。
また、イラン情勢を巡ってアメリカ政府高官はトランプ大統領が圧力を掛けるとの見通しを示しましたが、クーパー氏はホルムズ海峡の開放で中国がアメリカを助ける可能性は低いとみています。
アメリカン・エンタープライズ研究所 ザック・クーパー氏
「中国は他の東アジア諸国に比べエネルギー価格の影響を受けにくい。習近平国家主席は近年、原子力、太陽光、風力などのエネルギーの確保に多大な努力を払ってきた」
クーパー氏は「中国はイランの問題についてトランプ大統領が解決すべき問題と考えているはずだ」と述べました。
「ジャーマン・マーシャル財団」のボニー・グレーザー氏は、台湾情勢を巡り経済的な観点から「トランプ大統領が台湾との関係を悪化させるとは考えにくい」としています。
ジャーマン・マーシャル財団 ボニー・グレーザー氏
「トランプ大統領が台湾について関心があるのは半導体関連だ。台湾はすでにアメリカへの投資拡大に取り組んでいて、台湾との関係を悪化させるとは考えにくい。トランプ大統領はこれまで習主席との間で台湾について話す際、慎重な姿勢を貫いてきた」
また、グレーザー氏は、会談で期待される成果は米中の「貿易委員会」を設立し、摩擦を軽減することだと述べました。
ジャーマン・マーシャル財団 ボニー・グレーザー氏
「(米中が)意見の相違を管理して関係破綻や対立激化のような摩擦拡大を防ぐことが重要だ」
グレーザー氏はトランプ大統領が「米中関係は重要であり、両国は協力していく」と強調することが最低限、求められることだとしています。
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