イランが支援する武装組織・フーシ派が海上輸送の要衝バブエルマンデブ海峡を掌握したと発表しました。海峡が封鎖された場合、日本への影響はどうなるのでしょうか。
■海峡を“掌握”日本への影響は?
訪問先のアイルランドでゴルフ大会を観戦したトランプ大統領。また、イランに関して楽観的な見方を示しました。
トランプ大統領
「イランの問題は中間選挙の直後に終わる。ガソリン価格は急落する」
半年以上に及ぶイランとの戦闘。実際に終わる見通しは立っていません。
そして、石油の流通はさらなる混乱に見舞われる可能性が出てきています。
舞台はアラビア半島の南端に位置するイエメン。
イランからの軍事支援など受けながら、イエメン政府と対立する武装組織のフーシ派が重要港湾都市のモカなどを制圧したのです。
フーシ派の幹部がテレビ朝日のインタビューに答えました。
フーシ派の幹部 モハメド・アルブハイティ氏
「我々はバブエルマンデブ海峡に至るまでのイエメン西側の海域をすべて掌握した」
イエメン西部の沿岸部全域の制圧。それはつまり、重要航路、紅海への影響力を増大させたということです。
紅海は、アラビア半島とアフリカ大陸に挟まれた海域。北はスエズ運河を通じてヨーロッパともつながり、南のバブエルマンデブ海峡はアラビア海への出口になっています。
モハメド・アルブハイティ氏
「我々の軍事作戦はサウジアラビアのみを対象としている。その他の国々については、いかなる国の海上交通に対しても脅威を与えることはない」
標的はイエメン政府を支援するサウジアラビアのみとしていますが、石油流通の混乱に拍車が掛かることは間違いありません。
慶應義塾大学大学院 田中浩一郎教授
「現状においては、ホルムズ海峡がなかなかうまく使えないということでサウジアラビアの原油輸出の代替路としてバブエルマンデブ海峡が大きな意味を持っていた。バブエルマンデブ海峡を通じて日本に到達するということはきわめて難しくなった。その代わりにスエズ運河を通り地中海、さらにアフリカ大陸をぐるっと回って東アジアに原油を運ばないといけない。だいたい2.5倍くらいの日数を要する、そういうルートを使わざるを得なくなる」
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