日本初“矢印ライト”で人と車の事故防止へ 路上照らし…暗い時間も「気づきやすい」

日本初“矢印ライト”で人と車の事故防止へ 路上照らし…暗い時間も「気づきやすい」

24 回視聴・2 時間前

 今年9月末までに全国で発生した人と車の事故は2万件を上回っています。午後6時台が最も多く、このような夕暮れの事故などを減らそうと日本で初めて開発された車のライトを取材しました。

 矢印型ライトはトヨタ自動車が導入した「シグナルロードプロジェクション」です。

 ウィンカーと同時に進行方向の路上を照らすことで、気付きやすくなるということです。

トヨタ自動車 製品企画 関修司主幹
「(車が)出てくるなというのがほんの数秒、0点何秒かもしれないが、事前に気付くことができる」

 警察庁によりますと、人と車の事故は今年1月から9月末までに2万2075件あり、午後6時台が2024件で最も多く、次いで午後7時台の1732件、午後5時台の1728件となっています。

 警察庁の担当者は「暗くなりつつある時間帯ではあるものの、季節や地域で差があり一概には言えない。帰宅時間の集中も考えられる」としています。

トヨタ自動車 ボデー設計 中川享俊GM
「最近、歩行者でスマホを持っている方がたくさんいて、下ばかり向いている人もいます。地面に(矢印型ライト)を照らすと、下を向いている時が一番目に付くというか、車が来たのが分かりやすい」

 矢印型ライトの搭載は現在、1車種のみですが、今後、他の車にも取り入れていきたいとしています。