復帰50の物語 第22話「伝説のバンドが感じた本土復帰」

復帰50の物語 第22話「伝説のバンドが感じた本土復帰」

復帰前後の沖縄で一斉を風靡した「生きる伝説」のロックバンド「紫」。リーダーであるジョージ紫さんは、「アメリカ国籍のウチナーンチュ」という特殊な生い立ちを持ちます。アメリカ世からヤマト世への移り変わりを、彼はどのように駆け抜けたのでしょうか。
オキナワンロックのパイオニア・ロックバンド「紫」。リーダーはキーボードのジョージ紫さん。
ジョージ紫さん「ダンスとかロック、あるいは、ディスコとか、そういうのがどんどんはやってきて、沖縄にこういうポップとかロック音楽が根付いた下地があって」
日系2世で軍属の父と沖縄出身の母親を持つジョージさんは沖縄生まれ・沖縄育ちのウチナーンチュでありながら、国籍はアメリカでした。
ジョージ紫さん「アメリカンスクールに行くとね、友達とか知り合いとかが、沖縄とか日本の悪口を言うんですよね。おうちに帰ってまわりの友達と遊ぶとアメリカとかの悪口いっぱいいう人がいて、こっちは「なんでこんなみんなお互いの悪口ばっかり言うんだろう?」「私は何人なんだろう」といつも思っていたんだけど」