戦後80年の節目に戦争について考えるシリーズ「たどる記憶・つなぐ平和」です。
3回目の今回は沖縄戦が始まるおよそ3カ月前に、国が知事として選んだ人物にスポットを当てます。「沖縄を守った知事」として評価する声があるなか、沖縄で地上戦が起こることを前提に下した行政判断。戦時下だった当時の状況とその後、県民に与えた影響について改めて考えます。
沖縄に戦火がせまるなか官選で着任した最後の県知事です。3年前には島田叡をテーマにした映画が公開され注目が集まりました。
その一方で。
川満彰さん「島田叡の人柄の良さを通して戦争、沖縄戦の実相を伝えるっていう部分で表しているかもしれないんですけど、結果的にこの沖縄戦の実相をですね、おおいかけさせられてしまっているっていうのが僕は見ているなということを思っています」