2026年秋の完成に向け復元工事が進む首里城正殿の今と復興に対する人々の思いを紹介する『週刊・首里城』今週から隔週金曜にお伝えしていきます。
今回は、2年半後の完成を見据え、絶え間なく動く再建の現場には「学んだ技術を次の世代に伝えたい」と意気込む県出身・宮大工がいます。
恵みの雨が降り注いだ今週月曜、再建の現場では正殿のこの部分、縦横網目状に細かく木材を組んだ「木連格子」と呼ばれる部材がはめ込まれました。そして、正殿を象徴する「唐玻豊(からはふう)」の作業がいよいよスタート!完成に向け着実に歩みを進めています。
そんな現場で汗を流すのが、この道12年の宮大工・上原翔悟さんです。現在は、屋根の軒回り部分の作業を担当、木材の加工や取り付けを行っています。
宮大工・上原翔悟さん「この材料からこの材料を取り出したが」「見て貰ったらわかると思うんですけど、ちょっと材料がこういう感じになっている。ねじれというんですけど」