復元が進む首里城の今、人々の思いを紹介する「週刊首里城」です。ことし秋の完成を目指す首里城正殿で、県内外のメディアや首里城を訪れる人などを受け入れる沖縄美ら島財団の職員たち。首里城の窓口となる広報担当の職員の首里城元年の元日を取材し、正殿完成への思いを聞きました。
ことし秋、完成する首里城正殿。工事は現在、北殿・南殿と正殿をつなぐ両廊下の復元が進められています。両廊下には、奈良県産の国産ヒノキが使用され宮大工10人が柱や梁など、木材を組み上げるを作業をしています。
奉神門 2026年元日。首里城からの初日の出を見ようと沖縄美ら島財団が企画したツアーに県内外から多くの人が参加。残念ながら雨で太陽が顔をのぞくことはありませんでしたが、参加者をもてなそうと、職員が急きょ三線で古典演奏を披露し厳粛な新年を演出します。
沖縄美ら島財団 白仁理恵子さん「初日の出が見れない可能性があるんですけども、それに代わるおもてなしをたくさんご用意していますので皆さん楽しんでいただきたいなと思います」
ツアーを企画した沖縄美ら島財団の白仁理恵子(しらに・えりこ)さん、首里城の窓口となる広報を担当しています。
首里出身の白仁さん。城の「赤」に魅了され、歴史に興味を持ち、先人たちの技術力や美意識に心が踊ると話します。
沖縄美ら島財団 白仁理恵子さん「(王国時代に)生まれてみたかったんですよ」「どういうふうに設計したのか、だれが作ったのかな?そういうのは本当にタイムトリップしてあの時代に戻ってみたいですね」「あの時代に見せる復興があったらよかったですね」
元日、あいにくの空模様でスタートした首里城の「新春の宴」国宝・王妃の出御(しゅつぎょ)の様子をカメラに収めたり、御座楽(うざがく)の演奏や書初めなど12のイベントが開催され、のべ2万6000人が来場しました。
そして、もう一人の首里城の広報担当・大城衣吹(いぶき)さん、大城さんは子どものころに訪れた首里城に憧れ、今の仕事に誇りを持っていると話します。
沖縄美ら島財団 大城衣吹さん「2026年秋、今年の秋になるんですけれども、首里城正殿はもう皆さんの本当に支えと応援があって、再建されているものですので、はい。この大きな節目をいろんな方々に届けていきたいなというふうに思ってます」
沖縄美ら島財団 大城衣吹さん「大きな節目を、本当に皆さん県民の方々含めて、県外の方、国外の方、いろんな方に広く伝わっていけるような年にしたいので、本当に走り切るような、首里城のために首里城正殿のために、職人さんのために走り切るような1年にしたいです」
そんな大城さんが見た先輩、白仁さんはどういう存在なのでしょうか?
沖縄美ら島財団 大城衣吹さん「私にとっての本当に職場・首里城のお母さんです」「気配り、目配りとか、心配りっていうのをすごく大切にされてる方で、例えば首里城で本当に撮影したい、取材したいっていう方を真心込めて対応されてる姿を見て、私も見て学んで調整とか仕事の仕方を学んでいきたい」
後輩からお母さんのような存在だと慕われる白仁さん。首里城元年となることし、多くの人に喜びと感謝を伝える1年にしたいと意気込みます。
沖縄美ら島財団 白仁理恵子さん「いよいよ2026年秋、首里城が完成を迎え、令和の首里城復元元年とも言えるこの年です。この年に広く広く多くの方に首里城の正殿の復元をともに祝っていただくために、私達は心を尽くして広報の担当者として、多くの人にこの喜び、そして感謝を伝えていきたいと思っています」
白仁さんの復元への思いとは。
沖縄美ら島財団 白仁理恵子さん「沖縄の心・首里城 白仁理恵子」「多くの人を迎えれるというウトィムチの心、そして多くの人を受け入れる寛容の精神・そして令和の首里城では、多くの人の思い、技術、そういう研究成果、そういうものがギュッと集められて、この首里城を作っています。そういう意味で、令和の首里城は、また沖縄の心というものを表現してるかなと思っています」
愛してやまない首里城をこれからもウトィムチの心を通して伝えていって欲しいものです。
沖縄美ら島財団 白仁理恵子さん「首里城が大好きなんですよね。その一心です」
その首里城についてうれしいニュースがあります。アメリカのニューヨークタイムズが「2026年に行くべき旅行先52カ所」を発表し、その46番目に沖縄が選ばれました。選出理由として、2019年に焼失した首里城をクローズアップし「秋に正殿の再建完了が予定されている」ことに言及しました。













































