巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

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先月、プロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから5位指名を受けた沖縄電力の小濱祐斗選手。きのう那覇市内で球団と仮契約を結びました。指名から1カ月弱、小濱選手にプロへ憧れや今の心境など伺いました。

プロ野球・読売ジャイアンツからドラフト5位指名を受け仮契約を結んだ小濱祐斗選手。背番号は33番。あのミスタープロ野球、長嶋茂雄さんが読売ジャイアンツの監督時代に着けていた背番号で、球団が小濱選手に寄せる期待の大きさが伺えます。

沖縄電力 小濱祐斗選手「すごくいい番号を頂いた。長嶋さんが監督時代に着けていた番号。背番号に恥じないように僕らしいプレーを、1軍の舞台で見せていきたい」

小濱選手は、宜野湾市出身の24歳。7歳から野球を始めると、中部商業を卒業したあとは沖縄電力で社会人野球に打ち込んできました。

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

沖縄電力 小濱祐斗選手「周りの方の期待も大きかったので、期待に応えられてほっとした気持ちと、野球に対する姿勢や責任感がより大きくなるので、身が引き締まる思い」

プロを意識し始めたのは、意外にも社会人になってから。そのきっかけは、県外の強豪チームの強化選手として大舞台でプレーしたことでした。

沖縄電力 小濱祐斗選手「都市対抗野球大会に参加して東京ドームでプレーし、自分もプロでやっていけるのではと思った。強化選手として色んなチームに行った際に、他のチームの人の考えや刺激をもらえたことが大きかった。アマチュアのトップで長打を打てたり、体の強さがないとプロには行けないと思い、そこにフォーカスして練習するようになった」

社会人野球の大舞台を経験したことで芽生えたプロへの夢。

常にアマチュアのトップで活躍する意識を持って日々の練習に臨んできました。

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

沖縄電力 金城長靖コーチ「練習後も遅くまで残っていたり、休みを返上してトレーニングしていたのを見ていた。その結果が最高の舞台でできることになったと思う」

沖縄電力 川端琉一郎選手「常にトップの成績を出していて、周りの選手たちに良い刺激を与えてくれる存在。明るくて誰とでも仲良くなれるような性格。(高い)コミュニケーション能力や、結果を出し続けている部分が彼の魅力」

沖縄電力 小濱祐斗選手「どういうトレーニングが野球に繋がるか、どういう意識で振ったら強い打球がいくかを色んな人からアドバイスもらった。(プロになるために)逆算してその日やるべきことを明確にした。やり続けた結果が今回指名という形になった」

ドラフト会議で球団から指名を受けた「あの日」。球界屈指の左腕の「幼なじみ」から祝福の連絡があったと話します。

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

沖縄電力 小濱祐斗選手「(オリックスの宮城選手から)おめでとうと連絡がきていた。すぐに電話して『やっと同じ舞台に立てたよ』と伝えた」

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

オリックスバッファローズのエース・宮城大弥選手。小濱選手とは幼稚園からの幼なじみで、中学時代同じチームで切磋琢磨し、全国大会を経験した仲です。

沖縄電力 小濱祐斗選手「(宮城選手は)小学校からすごかった。こういう選手がプロに行くんだと思っていた。WBCに出たりと登り詰めているので本当にすごいと思う。やっと同じ舞台に立てたので、オープン戦や交流戦で対戦するチャンスもあるし楽しみにしている。チームに必要なピースとして存在価値を積み上げていきたい」

幼なじみでもあり、かつてのライバルが闘うプロの舞台。いよいよ小濱選手の新たな挑戦が始まります。

巨人ドラフト5位指名・沖縄電力小濱祐斗選手

沖縄電力 小濱祐斗選手「読売ジャイアンツから指名を受けた小濱祐斗です。プロの世界で輝けるように頑張っていきます。県民のみなさんを盛り上げられるように頑張っていきます。今後とも応援よろしくお願いします」

沖縄電力からプロ野球選手の輩出は21年ぶりだという事です。映像にもありましたが、オリックスで活躍する
興南高校出身の宮城選手とは中学時代のチームメイトなんですね。

これからオープン戦や交流戦など、沖縄で2人の対戦が見られるかもしれません。