第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

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続いてはスポーツです、まずは高校サッカー。年末に開催される全国大会への出場をかけた県大会の決勝が、おととい行われました。

去年の覇者・那覇西高校と創部4年目で決勝まで進んだFC琉球高等学院 鹿島朝日高校・沖縄が対戦、試合は延長戦までもつれる展開となりました。

去年王者「那覇西」!部員数120人とチーム内で激しいレギュラー争いをして切磋琢磨した選手たちはコートとスタンド一丸となって大会連覇をめざします。

那覇西応援団長「試合に出て活躍したいが、それは叶わなかった」「チームを後ろから後押しできるような存在になりたい」「みんなが最善のベストを尽くせるように」「120%の声量で相手を圧倒していきたい」

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

対するは、創部4年目で県大会の決勝まで勝ち進んだFC琉球高等学院鹿島朝日・沖縄。Jリーグ・FC琉球が運営する学校で、2018年設立サッカー部の総監督は沖縄初のJリーガー「石川 けん」さんです。

FC琉球高等学院 鹿島朝日高校・沖縄石川けん 総監督「一番最初の練習は2人しかいなくて、公園の片隅でしていた」「2023年からチーム活動を始めるようになって」「その時1年生で入った選手が3年生になった」「自分たちがやってきたことをしっかりやる」「(那覇西に)いいライバルとして」「認めてもらえるような戦いができれば」

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

部員2人から始まったチーム。スタンドには創部当初のメンバーの姿が!

FC琉球高等学院 鹿島朝日高校・沖縄OB高江洲 千輝 さん「けん監督と自分ともう1人の3人で始まった」「最初は沖縄市のちっちゃい公園で3人で練習していたので」「(当時を考えると)決勝まで行くのはびっくりだった」「初の決勝戦ということもあって」「緊張する部分もあると思うが」「楽しんで勝ってほしい」

全国への切符をかけた一戦、試合は前半9分、鹿島朝日はコーナーキックから13番 大瀧幹(おおたき かん)、得意とするセットプレーで先制します。(1-0)

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

FC琉球高等学院 鹿島朝日・沖縄13大瀧 幹 選手「自分たちの強みのセットプレーで」「点を取りたいと話して練習していた」「点とれたのは良かった」

1点を追いかける那覇西は前半17分。コーナーキックを獲得すると、キッカーはキャプテンの具志堅 洸(ぐしけん こう)。放物線を描いたボールは空中で曲がり直接ゴールへ!(1-1)同点に追いつきます。

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

後半に入ると那覇西は畳みかけるように5本のシュートを放ちますがゴールネットを揺らすことができません。一方、鹿島朝日はパスを繋ぎゴール前まで運びますが、チャンスを生かせず、同点のまま勝負は延長戦へ!

延長前半でも試合が動かず、PK戦も見えてきた延長後半開始3分でした!那覇西はキャプテン具志堅のパスを2年生16上原!ワンタッチで合わせ、勝ち点を奪います!

那覇西16 上原 文大郎(うえはら ぶんたろう) 選手「いつも練習している形だったので」「落ち着いてシュートを打てた」

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

終了間際には3年生の7池根翔太が今大会初ゴールを決めダメ押しに。那覇西が2年連続19回目の優勝を果たしました!

那覇西10具志堅 洸(ぐしけん こう) 主将「リーグ戦で全て逆転して勝ったという自信が」「延長後半や同点ゴールに繋がった」「試合に出れない人の思いも」「責任もって戦わないといけない」「応援団も一緒に戦っての那覇西」「全国でも応援団と共に戦っていきたい」

第104回全国高校サッカー選手権沖縄大会 決勝

FC琉球高等学院 鹿島朝日・沖縄10眞境名 琉生 主将「自分たちが練習していた事が試合に出た」「とても、気合の入る一発だったなと思った」「思いっきりプレーできたという面では悔いは残ってない」

接戦を勝ち抜いた那覇西の選手たち。次はいよいよ、全国の舞台です!優勝した那覇西は来月28日に開幕する全国高校サッカー選手権大会に沖縄代表として出場します。