いつまで続く「不動産バブル」ビジネスキャッチー

いつまで続く「不動産バブル」ビジネスキャッチー

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続いてはこちら、いつまで続く沖縄の「不動産バブル」

県内ではここ数年、不動産の価格が上昇していていわゆる「不動産バブル」が続いています。まずはその要因を見ていきます。

2025年3月に発表された地価によりますと、県内の全用途の平均は2024年に比べてプラス7.2%と大幅に上昇。全国2位の上昇率で、プラス成長は12年連続です。

中でも住宅地の上昇率はプラス7.3%と全国1位となりました。「暮らす場所」として沖縄のニーズが高まり、地価に反映された結果といえそうです。

おもな要因は、観光の成長とインバウンドの回復。

コロナ禍を経て観光客が戻り、2023年以降はインバウンドも回復、観光業は再び軌道に乗りつつあります。これにより宿泊需要が増え不動産市場への投資が活発化しているのです。

そして、テレワーク普及による移住ニーズの高まり。

テレワークが一般化し「都会に住まなくても働ける」という価値観が定着。自然豊かで温暖な沖縄が移住先として注目を集めています。特に子育て世代や都市部で仕事をしながら生活の質も重視したい人たちによるマンションの購入などが目立っています。

こうした生活スタイルの変化が不動産価格の上昇にもつながっています。実はこうした「不動産バブル」が今後も続くとみられる要素がこちらです。

インフラ整備や大型開発による資産価値の上昇。

那覇空港第2滑走路の整備やモノレールの延伸が周辺の価値を押し上げています。さらに補助金や企業誘致の制度により、本土企業の進出が加速。企業関係者の住宅需要が増え県内の不動産市場に影響を与えています。

そして、投資目的の不動産購入が加速、価格上昇を見込んだ投資目的での購入も不動産バブルを後押し。将来的な値上りを期待して国内外の投資家が沖縄の物件を買い進めているのです。

「そろそろ頭打ちでは?」という見方がある一方で不動産バブルが今後も続く要素は充分といえそうです。