経済に関するニュースをお伝えするビジネスキャッチー。きょうのおもな項目です。
まずは「カレー物価指数が3ヵ月連続で『値下がり』」「値上げ」という言葉に嫌気がさすきょうこのごろですが、カレーを作る時にかかる費用は3ヵ月連続で下がっています」
カレー物価指数とはカレーに使う食材や調理にかかる費用などを試算した指数のことです。帝国データバンクが全国の平均価格をもとに算出し、食卓に与える物価高の影響を検証しています。
考えてみれば、ニンジンやジャガイモ・タマネギや肉といった食材費、米を炊く時の電気代やルーを煮込む時のガス代といった光熱費など、カレーには実に様々な費用がかかっています。そのカレー物価指数が8月は1食あたり436円だったことが分かりました。
ちなみに7月は438円、6月は440円だったため、3ヵ月連続で下がったことになります。このように前の月を3ヵ月続けて下回ったのは、2022年8月以来3年ぶりのことなのです。
ご覧いただいているのは先週末に開かれた「沖縄カレー祭」の様子。このニュースをカレー好きのみなさんに伝えてみると。
訪れた人「ありがたい」「うれしい」「そのままもうちょっと下がってほしい」「いろんなカレーを楽しめたらと思うので安くなればなるほどありがたい」
訪れた人「レトルトだったら安いのも買えるけどスパイスは自分で調合すれば値段も上がっていくので」「毎日食べられるような料金で食べたい」「値段は安い方がいい」
値が下がった要因としては銘柄米を中心にコメの価格が安定し始めていることが挙げられます。ただ、高温や生育不良を背景に野菜の価格は今後横ばいから高値で推移すると見込まれていて「カレー物価指数の大幅な値下がりは期待できない」としています。だいたい430円前後で推移するのではないかということです。
カレーは国民食ですし、このようなうれしい値下がりが他にも広がっていくことに期待したいですね。