シリーズでお伝えしている「たどる記憶・つなぐ平和」きょうは、少年たちが体験した沖縄戦です。沖縄戦では、故郷を守るためにと10代半ばの少年たちがゲリラ部隊として戦場に駆り出されました。QABでは2018年に「護郷隊」と呼ばれた彼らの姿を明らかにしようと取り組む男性を取材。その内容を一部、再構成してお送りします。
浦添高校で講話を行ったのは、名護市教育委員会市史編纂係の嘱託職員川満彰さん。
川満さん「私は、1960年生まれですので戦争のことは全然知りません体験者じゃない」
川満さんは、元護郷隊員のメンバー50人への聞き取りや、護郷隊を組織したスパイ養成学校陸軍中野学校について調査してきました。
川満彰さん「僕の中で聞き取りをしていくと、なんで自分たちが戦争に取られていかないといけなかったのか?川満さんって逆に聞かれてしまうんですよね。戦争体験者から投げかけられる重い言葉。川満さんは責任をもって答えないといけないと、10年かけて調べ上げ、1冊の本にまとめました」