たどる記憶つなぐ平和#29「6・23後の沖縄戦/続く犠牲、始まる米軍支配」

たどる記憶つなぐ平和#29「6・23後の沖縄戦/続く犠牲、始まる米軍支配」

シリーズ「たどる記憶つなぐ平和」です。今回は沖縄戦で組織的戦闘が終わったとされる1945年・6月23日以降の状況を取り上げていきます。6月23日は住民にとって、平和が訪れた日とは言えませんでした。その後も、日本軍とアメリカ軍の戦闘は続いたほか、この日以降も日本軍の住民虐殺も起きています。
2010年、QABが放送した年間企画「オキナワ1945島は戦場だった」を一部再構成してお送りします。
戦後80年を迎えた、先月23日の慰霊の日、糸満市の平和祈念公園には多くの人々が訪れ、沖縄戦で犠牲になった人たちを追悼していました。
1945年6月23日、日本軍・第32軍の牛島司令官が自決し、沖縄戦での組織的戦闘が終わったとされる日です。ただ、当時の状況はこの日で戦いが終わったとは到底言えなかったのです。
上江洲盛元さん・2010年取材「首にひもをくくって、道はこっちから海岸のところへ引っ張って行って」「見せしめのために引っ張っていったといわれています」