特集です。私たちの生活の中で、欠かすことができなくなっている「AI技術」。便利である反面、サイバー攻撃の標的として被害を受けると、私たちの生活に大きな影響がでると懸念されています。
QABでは、これまで「AIと国の安全保障」について特集を組み、前回は、アメリカ国家安全保障局の元長官・ロジャース氏を取材し「沖縄のインフラが抱えるサイバーリスク」をお伝えしました。
今回は、アメリカ・テネシー州で「AIと国家安全保障」をテーマに開かれた国際サミットの様子と、国際政治学者のインタビューを通じて、沖縄におけるアメリカ軍基地へのAI導入の現状と地域への影響について考えます。取材した、メカラー・クラフト・ジュリア記者がお伝えします。
メカラー・クラフト・ジュリア記者「ここアメリカ・テネシー州では、各国の政府関係者や専門家が集まり、AIと安全保障に関するサミットが開かれています。こちらの『ビジュアル・ボード』には、議論の中で出たキーワードやアイデアが随時書き込まれています。ご覧のように、沖縄を含むインド太平洋地域の安全保障に直結するテーマも多く取り上げられています」
サミット映像「すべての技術は、最終的に国家安全保障や戦闘の分野に取り込まれていきます。そのため、私たちはそれをいかに活用するかを考えていく必要があります」