沖縄と自衛隊(26)/2007年・与那国の米掃海艦寄港/島の要塞化の発端に?/元米総領事に聞く

沖縄と自衛隊(26)/2007年・与那国の米掃海艦寄港/島の要塞化の発端に?/元米総領事に聞く

シリーズでお伝えしている沖縄と自衛隊です。今回は今から17年前の2007年、与那国島にアメリカ軍の掃海艦が寄港した出来事です。沖縄の復帰後で初めてとなった民間の港への軍艦の寄港。当時のアメリカ総領事は、台湾有事も見据えた港の利用を、見据えていたと強調します。
当時よりも台湾有事について盛んに議論されている今、アメリカで、元領事に認識を聞きました。
ケビン・メア氏「具体的な計画はなかった。例えばこの港を台湾有事であれば、どう使うという計画はなかったけど」「もちろん頭の中で、台湾有事であれば与那国が一番台湾から近い島ですから。110キロしかなくてすごく近い」「もちろん重要な港ではないかと考えていました」
こう語るのは、在沖縄のアメリカ総領事を務めたケビン・メア氏。2007年。与那国島への掃海艦寄港では、関係各所との調整を行っていました。
仲井真知事(当時)「米軍用の寄港の港というのはちゃんと決まっていますから、本来そこを使用すべきであって、民間の目的に応じて造られている港は使用すべきでない。本来、自粛すべきだと考えております」