第9回 週刊首里城「『沖縄の誇り』を首里城にのせるウチナーンチュ瓦ぶき職人」

第9回 週刊首里城「『沖縄の誇り』を首里城にのせるウチナーンチュ瓦ぶき職人」

2026年の完成に向け復元が進む首里城の今と人々の思いを紹介する『週刊首里城』です。今週は、ウチナーンチュの誇りを胸に再建に臨む「瓦ぶき職人の思い」に迫ります。
焼け付くような暑さ続く ことしの夏。再建工事の舞台・素屋根の温度計も『31度』を指しています。それでも、職人たちの手が止まることはありません。建物の内装を仕上げていく「造作工事」は着々と進行中!この日は、木造3階建ての正殿の1階部分・いわゆる「下庫理(しちゃぐい)」の床を張っていました。
首里城の顔ともいえる『唐玻豊(からはふう)』もかつての面影を見ることができます。進展する『復興』その中で今最も視線を集めているのが屋根に瓦をのせていく『瓦ぶき』です。
その作業を担当しているのがこの道23年の瓦ぶき職人「嘉数健(かかず・たけし)」さんです。
瓦ぶき職人 嘉数健さん『(見られながら作業するのは)初めての経験なので最初はちょっと恥ずかしさと戸惑いもあったが少しずつ慣れてきて』『沖縄の人として首里城に関わるということで誇りを持って仕事をしているつもり』