今を生きる私たちが沖縄の未来を考えるシリーズ「IMAGINEおきなわ」です。今から30年前、アフリカのルワンダで、民族同士の衝突から3カ月あまりで100万人以上が殺害された「ルワンダ虐殺」。
この虐殺で、親・親族が犠牲になり自らも命の危険に晒された男性が、先月、沖縄を訪問しました。男性は、講演会で自身の体験したルワンダでの出来事を語り、この島で78年前に起きた、実相に触れました。
糸満市の平和祈念公園。沖縄戦などで亡くなった24万人あまりの犠牲者の名前が刻まれた「平和の礎」を見つめる男性。
「ここに来たことによって沖縄戦で何があったのか、今までどのように沖縄戦が現在までのどういう悪影響を及ぼしたのか、自分がここに来て話を聞くことによって学ぶいい機会になった」
それは男性が体験した「地獄の出来事」。二度と起こしてはならないという男性の強い思いが、沖縄戦の実相を学ぶ原動力となりました。