沖縄と自衛隊(15)台湾有事とシェルター「備え」の意味と必要性とは?

沖縄と自衛隊(15)台湾有事とシェルター「備え」の意味と必要性とは?

政府が南西シフトとして進める自衛隊配備や有事の問題などを考える「沖縄と自衛隊」です。きょうは、台湾有事の懸念などを踏まえて、必要性が議論になっている「シェルター」に関するリポートです。
先島地域を中心に、有事の避難場所になるシェルター設置について、国も関連費用を計上するなど、動きが活発になっています。そこで、そもそもシェルターとはどういったものなのか、現物を取材してきました。
川嶋事務局長「こちらが厚さが200ミリ、20センチ。重さが1トンある。これで爆風ですとか、熱。そうしたものを遮る。コンクリート製で非常に重い扉になります」
茨城県つくば市の住宅街の一角にある地下施設。核兵器の攻撃にも耐えうるという「核シェルター」のショールームです。
シェルターの広さは、およそ53平方mで7人用。核シェルターが普及しているスイスの基準をもとに、核攻撃後の残留放射線が1000分の1に減るといわれる2週間が経過するまで、避難することを想定しています。