沖縄と自衛隊(9)/与那国のミサイル配備/島の行方左右する自衛隊

沖縄と自衛隊(9)/与那国のミサイル配備/島の行方左右する自衛隊

政府が南西シフトとして進める自衛隊配備や有事の時の問題などについて考えるシリーズ「沖縄と自衛隊」では与那国島への自衛隊ミサイル配備を取り上げながら、既成事実を積み上げて計画を進めようとする国の姿勢や自衛隊の在り方について考えます。
おととい島への対空ミサイル配備に向けた説明会が開かれました。予算要求後の開催となったため、住民からは批判も相次ぎました。人口およそ1700人の島で、数百人規模で駐留する自衛隊は、島の行方を左右しかねないほど存在感を増している様子も見えました。
山田和幸さん「防衛省の見解はいかがなものかと」「いろいろ書いているのを読んでいただいて誠実に答えてほしい」
1週間前。与那国町から駆け付けた山田和幸さんの姿は、嘉手納町にある防衛局にありました。
政府が15日に島で開く説明会を前に、住民11人の質問を取りまとめて、事前に提出していたのです。