沖縄と自衛隊(5)石垣駐屯地開設で揺れる島の声

沖縄と自衛隊(5)石垣駐屯地開設で揺れる島の声

シリーズでお伝えしている「沖縄と自衛隊」。5回目となるきょうは、今月16日に開設した石垣駐屯地についてお伝えします。
山里節子さん「防衛省がここに基地を建設するって宣言してから足かけ8年目と思いますけどその間、一晩として安穏と過ごしたことないし、極めつけのところに、今日迎えていると思う」
2週間前、石垣島に陸上自衛隊の新たな駐屯地が開設されました。駐屯地の前では、戦前のような状況に陥ってると不安を覚える市民らが抗議の声をあげます。
山里節子さん「太平洋戦争を体験した者の一人として、いかにこのことが太平洋戦争の繰り返しにすぎないか」
駐屯地の前で自衛隊員に思いを訴える山里節子さん(85)。沖縄戦で家族8人のうち母や妹を含む4人を亡くしました。旧日本軍によってマラリアがまん延する森の中へと追いやられた辛い経験を伝えようと節子さんはマイクを握ります。