QABでは「沖縄と自衛隊」と題して政府が「南西シフト」として進める自衛隊配備や有事の住民避難の問題などについて考える特集を始めます。
初回のきょうは「南西シフトって何?」がテーマです。政府が進める”自衛隊配備の現状”と、関連して語られる”台湾有事の懸念”を深掘りします。
濱元記者「反対の声が響く中、機動戦闘車が公道に入ろうとしています」
2か月前、自衛隊とアメリカ軍の合同演習「キーンソード」で与那国町内を戦車同様の105ミリ砲を装備した自衛隊の「機動戦闘車」が走行しました。2010年代に入ってから、先島諸島に自衛隊配備をして「南西シフト」を進めてきた政府の方針を、象徴するような場面でした。
「南西シフト」は日本政府が中国の海洋進出などを念頭に、沖縄を含む日本の南西地域で自衛隊の体制を強化する方針のことです。