復帰50の物語 第45話 基地のない平和な島 沖縄 残された50年目の宿題

復帰50の物語 第45話 基地のない平和な島 沖縄 残された50年目の宿題

復帰について様々な角度から見つめ、考える企画、「復帰50の物語」です。復帰前、沖縄の人達が目指していたのは『核抜き本土並み』『基地のない平和な島』沖縄の姿でした。
復帰から50年、今も沖縄全土に残る広大な「基地」について見つめ直します。
屋良朝苗(知事退任時の挨拶)「基地のある間は、沖縄の復帰は完了したとは言えない。『基地のない平和な島の回復』といった合言葉に照らしてみたときに、沖縄の復帰問題は、完全に解決したとは、言えないわけであります」
50年前、沖縄の人たちは、初代県知事となった屋良朝苗を筆頭に『核抜き本土並み』『基地のない平和な島』を合言葉に運動を続け、復帰を果たしました。それから50年、『基地のない平和な島』とはかけ離れた現実が、私たちの前に横たわっています。
米軍基地はこの50年で、復帰当時「87」あった施設は、「33」へと54施設減り、面積は「28660ha」から「18697ha」と約1万ha近く減少し、県土面積に照らしてみると12.8%から8.19%へと上減りました。