「復帰50の物語」。きょうは沖縄が長く慣れ親しんだ左ハンドルに別れを告げ、車の進行が左側に変更されたいわゆる「730」の物語です。
目に見える復帰を感じさせた最後の事業でしたが、そこには多くの苦悩がありました。
「沖縄、復帰後。展」県立博物館・美術館で開かれている企画展。沖縄が本土に復帰した50年を振り返るもので、当時の様子を伝える貴重な資料や映像が展示されています。
その一角に、一夜にして交通方向を右から左に変えたいわゆる「730」に関する展示があります。
1978年7月30日、朝6時。アメリカ統治の象徴が消える瞬間を一目見ようと多くの見物人が集まり、辺りにサイレンが鳴り響く中、ついに沖縄の左側通行が始まりました。