ロシアではウクライナ侵攻後、初めての下院選挙が行われました。与党圧勝の一方で選挙から除外された野党の代表は「多くのロシア人が平和を望んでいることを知ってほしい」と訴えています。
野党ヤブロコ ニコライ・ルイバコフ代表
「ロシアの特殊性は『統一ロシア』だけが与党なのではなく、『統一ロシア』と他の議会コミュニティー全体が『プーチンの党』であるという点なのです」
こう語るのは下院選挙で唯一、「戦争反対」を掲げて候補者を立てた政党・ヤブロコのルイバコフ代表です。
先月、ロシアの最高裁はヤブロコが選挙活動で著作権侵害になる動画を配信したなどとして選挙から除外する決定を下しました。
野党ヤブロコ ニコライ・ルイバコフ代表
「私たちが選挙で証明したかったこと、数百万の市民が変革を望み、ロシアの平和な未来を望んでいるということは選挙前にすでに証明されました」
プーチン大統領は選挙が「ロシアに勝利を導くためのものだ」と 国民に支持を訴えました。
野党ヤブロコ ニコライ・ルイバコフ代表
「私たちが今、決められるのは『敗北の度合い』だけで、停戦合意で人々の死が止まれば敗北の度合いも小さく済むのです。私たちは自分たちの思い描くようなロシア、自由で公正で平和で非攻撃的な国家を自らの手でつくりたい。しかし、そのためには長く厳しい道のりが待っているということを理解しなければなりません」
選挙はプーチン大統領の戦争を継続する政策への事実上の「信任投票」になった一方、ルイバコフ代表は今後もヤブロコの活動を続ける考えです。
野党ヤブロコ ニコライ・ルイバコフ代表
「私たちは『プーチン以外なら誰でもいい』という考えは支持しません。私たちに非常に重要なのは、私たちに向いてくれた人々にこれから選挙で起きる事で失望させないことです。『ロシアとロシアの人々は間違いなく私たちの共通の世界文化、共通の西洋文化の一部』ということを日本や他の国の政治家に知ってほしいと私たちは強く願っています。垣根や柵を作るのではなく、橋を架けるべきなのです。たとえ国の中で決定権を持つ政治家同士が互いに理解の無い時期であっても、市民同士の相互理解がなくなってはならないのです」
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