中東ではきょうも攻撃の応酬が続いています。アメリカの戦闘機が撃墜されるなど戦闘が激しさを増すなか、イランメディアはアメリカが48時間の一時停戦を提案したと報じました。
■戦闘激化 アメリカの戦闘機を撃墜
アメリカのA10攻撃機を撃墜したと3日、イランの国営放送が報じました。機体はペルシャ湾に墜落、パイロットは救助されたと伝えられています。
さらに、F15戦闘機とみられる残骸も公開。
イラン中央司令部 ゾルファガリ報道官
「革命防衛隊の最新鋭の航空宇宙防衛システムにより、アメリカ軍の戦闘機1機が撃墜された」
CNNによると、撃墜されたのはF15戦闘機。今回の軍事作戦後、イラン領内で戦闘機が墜落したことが明らかになるのは初めてです。
1日で2機が撃墜されたとみられるアメリカ。イラン側が攻勢を強めるなか、さらなる懸念も…。
墜落したF15の乗組員2人のうち1人は特殊部隊によって救出されたものの、残る1人が行方不明になっていて、アメリカとイランの双方が身柄確保に動いています。
イラン国営テレビ
「敵のパイロットを生け捕りにして警察機関に引き渡せば、価値ある報酬が与えられるでしょう」
イラン側は乗組員に懸賞金をかけ、墜落現場周辺の住民に身柄を確保するよう呼び掛けました。
今回の軍事作戦で勝利宣言したばかりのトランプ大統領。
トランプ大統領
「この4週間、我が軍は迅速で決定的かつ圧倒的な勝利を収めた。今夜、イラン海軍は消滅し、空軍も崩壊した」
戦闘機が撃墜されたうえ、乗組員の身柄がイラン側に拘束される事態となれば、トランプ政権にとってダメージになるとの見方が広がるなか、イギリスメディアの取材に応じたトランプ大統領は、「イラン側に乗組員が拘束されないことを望むだけだ」と答えました。
■アメリカ “一時停戦”を提案か
そんななか、イランの革命防衛隊に近いファルス通信は3日、アメリカが仲介国を通じてイランに48時間の停戦を提案したと報道。
これに対しイラン側は“書面ではなく激しい攻撃で回答した”として、提案を拒否したということです。
またイランは仲介国に対し、今後数日以内にパキスタンでアメリカ側と協議する意思はなく、アメリカの要求も受け入れられないことを伝えたとウォール・ストリート・ジャーナルは報じています。
CNNはアメリカの情報機関の分析として、イランのミサイル発射台のおよそ半分が無傷の状態で、自爆型ドローンも依然、数千機残っていると報じています。
混迷の度を深めるイラン情勢。戦闘終結が見通せない状況が続いています。
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