6年前、東京・国立市にあるアパートの9階から女性が転落して死亡した事件がありました。当時処分保留で釈放された夫が、17日に殺人の罪で起訴される異例の展開となっています。疑念を抱き続けてきた被害者の母親が胸の内を語りました。
■遺族「やっとここまで来た」
麻夏さんの母親
「麻夏が自ら落ちるということは絶対にありえない」
亡くなった娘を、信じ続けた6年間でした。
高張潤被告(49)は、妻の麻夏さん(当時41歳)の首を絞めるなど暴行を加え、自宅マンションの9階から投げ落とし殺害した容疑で5年前に逮捕されました。
事件当時「麻夏さんが飛び降りた」と話し、逮捕された翌月には処分保留で釈放されました。ところが今月17日、事態は一転、東京地検が異例の5年越しの起訴に踏み切ったのです。
警視庁などは高張被告の釈放後も、人体が落下する軌道の実証実験をするなどして捜査を続けていました。
23日、ANNの取材に応じた麻夏さんの母親。6年間毎日、娘の墓前を訪れていたといいます。
麻夏さんの母親
「『やっとこれからだね』と(麻夏さんに)言いました。やっとここまで来た、よく辛抱できたなという感じ。ただ、これからですよね。どうしてそういうところまでいったか(被告に)聞きたい」
残された麻夏さんの娘(当時1歳)には、寂しい思いをさせたとする一方で、その存在に救われたと話します。
「保育園では他の友達の親が迎えに来る。(親と子が)一緒にいる姿をいつも見る。私たちにとってはとてもふびんで耐えがたいもの。悔しいとか怒りとか、そういう毎日で生活していた。5、6年という間の成長が目覚ましいので、つらい思いも孫によってだいぶ癒やされた」
東京地検は起訴について、「殺人という事件の重要性に鑑みてさまざまな検討を行ったうえ、慎重に所要の捜査を行った」と説明しています。
(2026年3月24日放送分より)







































