■大規模停電相次ぐ 住民怒り
14日、キューバ中部のモロン市で異例の暴動が発生しました。
住民が火を放っているのは、共産党の地元支部。1959年の革命以来、社会主義体制が続いているキューバでは、極めて珍しい光景です。
不満の背景にあるのは、深刻化している電力危機。
国営の電力会社によると、16日には全国規模の停電が発生。およそ1000万人が影響を受けているといいます。
地元住民
「停電だけじゃないよ。水も電気もガスもない。ポンプを動かす電気がないから水が出ないのさ」
「このビルの17階に住んでいるけど、外出して帰ってくると、今は17階まで階段を上らなきゃいけない」
美しい海と自然に囲まれ「カリブ海の真珠」と呼ばれるキューバですが、ハリケーンなどの影響で、大規模な停電が相次いで発生。国民が不満を募らせていました。
今回の停電の原因は特定されていませんが、発電システムや送電網の老朽化などが問題視されています。
追い打ちを掛けているのが、アメリカによるエネルギー封鎖です。
今年初め、アメリカ軍がベネズエラの首都カラカスを攻撃し、当時、大統領だったマドゥロ氏を拘束。その後、トランプ大統領はベネズエラからキューバへの石油の供給を制限したのでした。
キューバ ディアスカネル大統領
「ここ3カ月間、我が国に石油タンカーが入港していない」
キューバのディアスカネル大統領は、アメリカと関係改善に向けて協議を始めたとしていますが、一方のトランプ大統領からは耳を疑う発言が…。
トランプ大統領
「私は、キューバを手に入れる栄誉を得ることになると確信している。それは大きな栄誉だ。何らかの形でキューバを手に入れる。解放するにせよ、奪うにせよ、好きなようにできるということだ」
ニューヨークタイムズは、アメリカ側がディアスカネル大統領の退陣を求めていると報じています。
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