各地で記録的な水不足に見舞われるなか、静岡県では配水管の破損で断水が続き、さらなる水不足に陥っています。
■長引く断水
静岡県伊東市で発生した断水が長引いています。
伊東市に住む西山とき子さん(78)
「洗濯もできない。お風呂も入れないでしょ。ここに住んで35年くらいになるが、初めての経験」
そして、影響も拡大しています。
伊東市民(80代)
「(Q.いつごろから断水?)きのうの朝ですね。うち辺りはきのうの朝10時くらい」
市は13日朝、緊急の会見を開きました。
伊東市 杉本憲也市長
「水道業者に対応をお願いしていますが、なかなか修理が追い付いていないという状況です」
市によりますと、断水の恐れがある世帯は一時1890世帯にまで減っていましたが、朝の会見では…。
伊東市 上下水道部 稲葉信洋部長
「約4560世帯となります」
午前9時の時点で5つの配水池に関連する約4560世帯で断水が起きています。
また、水が出ても…。
伊東市民(60代)
「水が濁っているんですね。役所からのメールで『OKが出るまで飲まないでくれ』と」
■水道管が破裂…
断水の原因は水道管からの水漏れです。
8日に襲来した今シーズン最強クラスの寒波で水道管の中で水が凍り、水道管が破裂してしまっているのです。
水道管が破裂した家の人
「雪が降った後の2日後ぐらいに水道管と外のお風呂のボイラーをつなぐ管が凍って、膨張して管が割れたという状態。こんなに水があふれるんだと驚いた」
その水漏れが市内のあちこちで起きているのです。
伊東市 上下水道部 稲葉信洋部長
「水道がほぼ出っ放しみたいな形になって、通常と比べると1.5倍から2倍近くの水が使用されたような状態になって。十分な水が確保できないというのが原因となっていまして」
伊東市 杉本憲也市長
「雨が少ない状況なので今、渇水状況でもあるので、もう少しご辛抱いただいて、節水をお願いしたい」
■“最後の清流”四万十川で“川底が丸見え”の異常事態
一方、西日本では有名観光地に異変が…。
西日本最長の大河「四万十川」が渇水。異常事態となっていました。有名観光地の川が干上がる異常事態です。
川底を歩くことができる異様な光景となっているのは“日本最後の清流”といわれ、鮎漁やウナギ漁などが盛んな四万十川です。
しかし、13日に上空から撮影すると、中州の周りに流れていた青い水が干上がり、川底が陸地へと続いていました。
13日は川の水が流れていたと知らずに川底を歩く観光客の姿も…。
川に架かる橋は「今成橋」、通称「佐田沈下橋」とも呼ばれ、欄干がなく、増水時には川に沈むように設計されていますが…。
橋の周りには見渡す限り川底が広がります。橋の周辺では、12日までの1カ月の降水量が平年のわずか14%しか降っていません。
■用心しながら運航
この橋に止まる屋形船は…。
やかた舟さこや 船頭 荒地秀明さん
「今まで一番じゃないか。営業始めてから一番、水位が下がった年」
雄大な山々の緑と美しい青の清流を感じながら四万十川を進む屋形船。本来は橋の下すれすれをくぐり、迫力が魅力ですが…。
やかた舟さこや 船頭 荒地秀明さん
「用心しながら(運航)。水位が下がった分、航路が狭くなった。通れる場所は限られてくるので、気を付けながら運航」
四万十川を管理する中村河川国道事務所によりますと、橋の周辺の水位は通常時と比べて50センチほど下がっているといいます。
やかた舟さこや 船頭 荒地秀明さん
「川底が見えるので、川底の石を見ながらスクリューが当たらないよう操船することを心掛けている」
船は水位が高い上流の方へと移動。乗客は写真を撮るのに夢中です。
■節水を呼び掛け
四万十川の水は市民の生活に欠かせない存在でもあります。
川からくみ上げた水は塩素処理などを終えた後に配水池でため、その後、配水管などを通り市民の水道へと運ばれます。
やかた舟さこや 船頭 荒地秀明さん
「(先日)雨が降ったので10センチくらい水位が上がった。それでさほど問題なく(運航できる)。それだけで変わる。少しの雨でも川は水位が上がるので、雨だけですね」
四万十市では風呂や調理などに使う水の節水を呼び掛けています。















