EU(ヨーロッパ連合)は、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」をテロ組織に指定することを決定したと発表しました。
EUに加盟する27カ国は29日、ベルギーのブリュッセルで外相理事会を開き、イランの革命防衛隊をテロ組織に指定し、制裁を科すことで合意しました。
先月末にイランで発生した抗議デモでの治安部隊の暴力的な弾圧や人権侵害を受けたものだとしています。
イランの内相や検事総長など15人の高官や、政府系機関を含む6つの組織に対して、平和的な抗議活動の弾圧や、死刑の乱用などを理由に制裁対象にしたと発表しています。
EUのフォンデアライエン委員長は自身SNSで、「自国民の抗議運動を血で押しつぶす政権こそ、『テロリスト』と呼ぶにふさわしい存在だ。ヨーロッパは、自由を求めて勇敢に闘うイランの人々とともにある」と投稿しています。
一方、今回の決定を受け、イランのアラグチ外相は「重大な戦略的過ちだ」と反発したうえで、「イスラエルによるガザでの大量虐殺には何の行動も取らず、イランに対しては急いで『人権擁護』を掲げるという露骨な二重基準と偽善だ」と批判しています。
革命防衛隊はこれまでも複数の国からテロ組織に指定されていて、アメリカは第一次トランプ政権下の2019年に、テロ組織に指定する決定をし、その後、カナダやオースラリアなども続いています。
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