イラン全土で抗議デモが拡大しています。トランプ大統領が軍事介入を示唆するなか、最高指導者のハメネイ氏が演説に臨みアメリカを名指しし「外国への協力者を許さない」と強調しました。
■イラン抗議デモ拡大 きっかけは?
「わーお、バイクに火をつけたのか。おい、バイクだぞ、なんてことだ。バイクが消えてなくなったぞ、でもぜんぶきれいに回収されるだろう」
治安部隊に拘束された市民は、暴行を受けているように見えます。
「離してあげて。殴らないで。離して。離してあげて。」
「恥知らず。離しなさい。ハメネイに死を。神様、彼らに天罰を」
イランで1週間以上続いている抗議デモ。8日、首都テヘランの道路は参加者で埋め尽くされました。
きっかけとみられるのがイラン革命で退位に追い込まれ、1979年にアメリカに亡命したパーレビ国王の息子、レザ・パーレビ元皇太子の呼び掛けです。
「8日と9日、午後8時ちょうどに、皆様がどこにいようと、街頭であれ自宅からであれ、この時刻に正確にスローガンを唱和し始めるよう呼び掛けます」
これを受けてか、イラン国内ではインターネットなどの通信網が遮断され、情報統制目的との見方も指摘されています。
ドバイ空港のウェブサイトによりますと、通信網の遮断で9日、ドバイ発テヘラン行などの都市間で運航予定だった17便が欠航したといいます。
「これが最後の戦い。パーレビは戻ってくる」
参加者は増え続け、一部でヒートアップした参加者は…。
「やったわ、やったわ。素晴らしい。ああ神様。追い付かれるわ。やめて、やめて撃たないで。逃げて」
■物価高騰に怒り 通信網が遮断
今回の騒乱の発端は、イランの通貨リアルの急落でインフレが進行し、生活費が急騰したことです。
過去一年間でリアルは、米ドルに対し3分の1以上の価値を失い、国民の購買力が急激に低下しています。
人口8500万のイラン。一人当たりの平均月収はおよそ3万1000円で、先月には前年比52%のインフレ率となりました。
テヘランの市場や大学で組織的な抗議活動として始まったデモは、全国の都市へと広がっています。
4日に公開された、イラン西部の町で撮影された映像。抗議を続ける人々に対し、誰がどこから発射したかは確認できませんが、おびただしい数の銃声が鳴り響きます。
■トランプ氏が軍事介入示唆
4日には、長年、イランと敵対するアメリカのトランプ大統領が、弾圧による犠牲者が増えれば、軍事介入すると示唆。
「もし彼らが過去と同じように人を殺し始めたら、非常に厳しい報復を受けることになるでしょう」
これを受け9日、イランの最高指導者ハメネイ師はこう話しました。
「一部の破壊者が我が国の財産を破壊した。ただアメリカ大統領を喜ばせるためだけに」
ハメネイ師は、「外国への協力者は決して許さない」と強調しました。
年末に始まったイランの抗議デモ。アメリカが拠点のイランの人権団体によりますと少なくとも62人が死亡。拘束された人は2300人を超えたということです。
(「グッド!モーニング」2026年1月10日放送分より)
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