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羽田空港で航空機同士が衝突した事故から2年になるのを前に、国の運輸安全委員会は、中部空港で夜間の機体の見え方を再現した実証実験を行ったなどの経過報告書を公表しました。
去年1月2日に発生した羽田空港での衝突事故では、日本航空の旅客機に乗っていた379人は全員脱出しましたが、海上保安庁の飛行機に乗っていた6人のうち、機長以外の5人が死亡しました。
事故からまもなく2年になるのを前に、原因究明を続けている運輸安全委員会が2回目の経過報告書を公表しました。
中間報告を2回行うのは極めて異例です。
この事故では、これまでに管制官が海保機に対して滑走路の停止位置まで走行するよう指示したにもかかわらず、海保機が滑走路に進入したことが分かっていますが、今回、海保機が滑走路に進入していることを日航機が直前まで認識していなかったことについて検証しました。
今年3月に、中部空港を使って夜間の滑走路上での機体の見え方を再現した実証実験を複数回行ったということです。
日航機から見た海保機の視認性などの分析が進められています。
また、海保機の機長が事故発生前の30日間に、同型機に乗務していなかったことや、事故前の数日間に夜間勤務があり、疲労や労務管理などが事故に関係した可能性について追加で分析しているということです。
運輸安全委は、引き続き分析と原因究明を進め、再発防止策などをできるだけ早く最終報告書としてとりまとめたいとしています。







































