記録的な大雪でドームの屋根が押し潰されました。北日本を襲った冬の嵐で日常生活にも大きな影響が出ています。
■屋根潰れるほど“重たい雪”
大雪にも慣れているはずの北日本ですが…。重い雪と風により、スポーツ施設の屋根が変形。巨大なドームが明らかにへこんでいます。
今季最大となる29センチの雪が積もり、日常生活もストップする事態となっています。
■大規模停電で極寒生活
列車は終日運休なのに、遮断機が下りたままになるトラブルも発生。その原因は大規模な停電です。
湿った重い雪の影響で、北海道では15日午前6時半ごろ、釧路地方などを中心に最大およそ3万6000軒が停電しました。午後5時20分時点、およそ9580軒で停電が続いています。最低気温が0.4℃になるなかでの停電です。
重たい雪が意外な場所にも影響していました。
市役所の職員
「(Q.どういう状態ですか?)多分、光ケーブルか何か…雪の重みで垂れてしまった。車両が接触しないようにマーキングします」
「(Q.普段からあること?)めったにない」
ごうごうと風が吹くなか、事故を防ぐための作業も続きます。
紋別市を襲ったのは今シーズン一番の風です。激しい吹雪が除雪作業をさらに困難にしていました。
■「12月でなかなかないドカ雪」
帯広では雪に捕らわれる車が続出。大人4人の力でも動きません。
地元の人
「ちょうどここがカーブ、この辺まで道路がある。ここは全然(除雪を)やっていなかった」
「(Q.道路に入る時、見えなかった?)そうそう…」
気付かないうちに、除雪が追い付いていない場所に入り込んでしまったようです。
地元の人
「冬過ごしてみて『雪少ないね』って言っている時、ドカッと降るのが通常。12月でこの雪はなかなかないドカ雪」
手を止める暇もなく…。雪をどかさなければ、日常生活は始められません。
■通行止めで温泉街が孤立
温泉街が一時“孤立”する事態も発生しました。
ビジネスホテルまつおか 松岡孝典社長
「コンビニも午前8時ごろに行ったら空っぽの状態。『みんな入ってこない』と言っていた」
現場はマリモで有名な阿寒湖のほとりに広がる「阿寒湖温泉」です。
ビジネスホテルまつおか 松岡孝典社長
「12月にこんなに大雪になるのも珍しい」
ホテルがあるのは阿寒湖のすぐそば。午後1時ごろまで周辺の道路がすべて通行止めになり、エリア外に出られなくなっていました。
ビジネスホテルまつおか 松岡孝典社長
「お客さんも通行止めになったと分かって『もう一泊させて下さい』と連泊になった」
北海道では雪のピークは越えたものの、夜にかけて風の強い状態は続きそうです。







































