名古屋駅再開発「すべて未定」　人手不足と工事費の高騰で計画自体を見直し

　人手不足と工事費の高騰でビッグプロジェクトを見直すことになりました。

名古屋鉄道　高崎裕樹社長　
「スケジュール変更をせざるを得ない状況になりました。すべて未定に変更いたします」

　12日、名古屋鉄道は、今年5月に事業化が決まった名古屋駅地区の再開発計画について、緊急会見を開きました。

　計画では、南北およそ400メートルにわたる建物に商業施設やオフィス、最高級ホテルが入る予定で、2027年度に着工し2033年度におおよそ完成する見通しでしたが、今後のスケジュールはすべて「未定」になりました。

高崎社長
「いよいよ建設着手の段階でこのような事態に直面するとは全く想定しておらず、無念の思いでいっぱいです」

　施工業者が人手不足を理由に先月下旬に突然入札を辞退したため、解体工事を始められず、スケジュールが大幅に遅れることが確定したということです。

　また、建設工事費が当初の見積もりから倍近くになっていて、計画自体を見直します。

（「グッド！モーニング」2025年12月13日放送分より）