ノーベル賞の授賞式と晩餐(ばんさん)会はスウェーデンの人にとって最も重要な行事の一つだといいます。晩餐会のスプーンやナイフなど、カトラリーには日本製が使われていました。
スウェーデンではノーベル賞の授賞式と晩餐会はテレビで生中継され、多くの国民が注目する一大イベントです。
パブリックビューイングに来た女性
「1年間でもっとも重要な夜の一つです。孫が小さいので、できる限りお祝いしようと思ってここに来ました」
スマホを観ていた女性
「今、授賞式会場で行われているコンサートを観ています」
なかには自宅で晩餐会と同じ食器を使い、疑似体験をする人もいるといいます。
ノーベル博物館 ヴィベニウスあゆ美さん
「セットで買われて、おうちで多分きっとノーベル賞のセッティングをされるんだと思いますけど、カトラリーとそれからグラスをセットで買われる方もいらっしゃいます」
カトラリーはスウェーデンメーカーの製品ですが、日本で製造されたものも使われているということです。
ノーベル博物館 ヴィベニウスあゆ美さん
「(デザイナーが)ステンレスの良いカトラリーの会社を(スウェーデン国内で)探したんですが、良い品質のところが見つからず、日本の山崎金属工業が素晴らしい品質を持っているっていうことで、そちらの方に委託して作られたというふうに聞いてます」
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