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インドネシアの首都ジャカルタで22人が死亡したビル火災で、階下から火が迫りくるなか、多くの従業員が閉じ込められていたことが分かりました。
日系企業が入るジャカルタのビルで9日に発生した火災では22人が死亡しました。
現場を視察したティト内相は10日、死者の多くが煙を吸ったことによる一酸化炭素中毒で亡くなったと明らかにしました。
火が階下から迫るなか、地上へと降りる避難経路はなく、当時約40人がビルに閉じ込められたということです。
閉じ込められた従業員
「4階から逃げようとすると、下の階から『無理だ』と言われた。煙で息ができなかった。化学物質のような煙だ」
亡くなった従業員の姉
「弟は煙を吸って亡くなったと救助隊から聞いた。ショックです。火事の2時間前まで電話していたのに…」
インドネシア政府はビルの建設許可を見直すなど火災対策を強化する方針です。
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