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タイとカンボジアの国境地帯では8日から双方の軍による攻撃が続いていて、これまでに兵士や民間人、合わせて10人が死亡しました。
タイ軍は9日、カンボジア軍の武器庫を空爆したと明らかにしました。
空爆は8日に続き2日連続です。
また、軍事拠点として使われているとして、カジノ施設を戦車で砲撃したことも明らかにしています。
タイ軍の報道官はカンボジアからの攻撃で兵士3人が死亡し、29人がけがをしたと主張しています。
タイのアヌティン首相は8日、「我が国を守るため全力を尽くす」と述べ、徹底抗戦の姿勢を強調しています。
一方、カンボジア側ではこれまでに民間人7人が死亡し、20人がけがをしたと軍が発表しました。
カンボジアのフン・マネット首相はSNSへの投稿で「タイは主権の回復を口実に軍事力を行使して民間人の村を攻撃してはならない」と反発しています。
AP通信によりますと、タイとカンボジアの国境地帯では、戦闘から逃れる住民ら10万人以上が避難を余儀なくされているということです。
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