各地でクマ出没相次ぎ警戒　山形で緊急銃猟 近くには中学校

　各地でクマの出没が相次ぎ、施設が立ち入り禁止になるなど、17日も警戒が続いています。

　山形県鶴岡市によりますと、午前6時ごろ、市内の住宅街にある柿の木に体長およそ70センチのクマが登っているのが見つかりました。

　現場の近くには中学校があることから、市が緊急銃猟を判断し、クマはおよそ1時間後に駆除されました。

　盛岡市の運動公園では16日、園内でクマが目撃されたことから終日立ち入り禁止となりました。

　クマが園内にとどまっている恐れがあり、警察などが警戒を続けています。

　また、宮城県名取市にある十三塚公園では、今月2日に近くでクマの目撃情報があり、3日から公園が立ち入り禁止となっています。

　これまでに周辺でクマの目撃情報が5件寄せられていて、市は公園内に箱わなを設置しました。

　一方、札幌市の円山動物園ではクマの出没により冬の営業開始が延期されていましたが、安全が確保されたことから17日、2日遅れで再開されました。