中国 スパイ容疑の新聞社元幹部 2審も懲役7年「日本政府は関心持ち続けて」

中国 スパイ容疑の新聞社元幹部 2審も懲役7年「日本政府は関心持ち続けて」

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 日本大使館の職員と面会したとしてスパイ罪で有罪判決を受けた中国メディア元幹部の上級審の判決が言い渡され、1審の懲役7年の判決が維持されました。

 共産党系の中国紙「光明日報」で論説委員を務めていた董郁玉氏は、2022年2月に日本大使館員と面会した直後に拘束されました。

 その後、去年11月の1審で裁判所は北京の日本大使館を「スパイ組織」だと認定し、董氏に懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

 関係者によりますと、今年3月に始まった2審では日本の金杉憲治駐中国大使が「日本の外務省はスパイ組織ではない」と記した書簡なども証拠として提出されました。

 ただし、裁判所の判断は変わらず、北京の高級人民法院で13日に開かれた2審の判決公判では「懲役7年」とした1審判決が維持されました。

 中国は二審制のため判決が確定する可能性が非常に高くなっていますが、関係者は「日本政府や日本の人たちは、この事件に関心を持ち続けてほしい」と話しています。

画像:家族提供

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