片山財務大臣「マイナス面目立つ」 円安進行を警戒 市場では「高市トレード」続く

片山財務大臣「マイナス面目立つ」 円安進行を警戒 市場では「高市トレード」続く

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 高市内閣が「積極的な財政政策」を打ち出していることから、為替では円が売られる「高市トレード」が続いています。

 高市総裁が誕生した先月6日には、1ドル=150円近辺だった円相場は12日およそ9カ月ぶりに一時155円台に下落。対ユーロでは179円台と過去最安値を更新しています。

 12日の参議院予算委員会では、円安による輸入価格の上昇で中小企業や家計が圧迫されているという自民党・阿達雅志議員の訴えに、片山さつき財務大臣が答えました。

片山財務大臣
「コストプッシュインフレ(生産コストの上昇により起こるインフレ)の原因のすべてが円安ではないですが、そこが影響している素材もたくさんあるのは事実。為替相場の動向の経済への影響は、プラス面マイナス面がありますが、マイナス面が目立ってきたこともあることは否定いたしません」

 片山大臣は「為替市場における過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」と円安の進行を改めて牽制(けんせい)しました。

(「グッド!モーニング」2025年11月13日放送分より)