単年度のPB黒字化目標は取り下げ “積極財政”の高市総理が表明

単年度のPB黒字化目標は取り下げ “積極財政”の高市総理が表明

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 高市総理大臣は7日の衆議院予算委員会で政府が財政健全化の指標として掲げているPB(プライマリーバランス)について、単年度での黒字化目標を取り下げる考えを表明しました。

立憲民主党 本庄政調会長
「今年の骨太まで掲げていた2025年度あるいは来年度2026年度の黒字化目標というのは、いったん取り下げということですか」

高市総理
「単年度のプライマリーバランスという考え方については変更すると、取り下げると考えて頂いて結構かと思います」

 プライマリーバランスは社会保障や公共事業などの行政サービスを提供するうえで、借金にたよらず税収で賄えているかを示す指標です。

 政府はこれまで国や地方自治体の財政の健全性を表す指標として重視し、小泉政権以降、黒字化を目指してきました。

 高市総理は戦略的な財政出動を掲げていて、「これからの財政運営の在り方としては少し長いスパンで見ていきたい」説明しました。