スタバ中国事業一部売却の背景は 競争激化 中国国民「やっぱり安いほうを」

スタバ中国事業一部売却の背景は 競争激化 中国国民「やっぱり安いほうを」

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 コーヒーチェーン大手「スターバックス」は苦戦する中国事業について株式の過半数を売却すると発表しましたが、中国国内を取材すると、その背景には急速な価格競争の激化が浮かび上がってきました。

 中国でおよそ8000店舗を展開するスターバックスは、2017年のピーク時に中国のコーヒー市場でおよそ42%のシェアを占めていましたが、去年はおよそ14%にまで低下しました。

 背景としては、中国の国内企業が次々にコーヒー販売事業に乗り出し、低価格の多様なコーヒーが市場に新たに登場したことが挙げられます。

北京市民
「以前は国産ブランドのコーヒーがあまりなかったので市場が未開拓でした。そこに次々と新しい国産ブランドが参入してきた印象です」
「国産ブランドは種類が多くて味のバリエーションも豊富です。飲んでみると違う体験ができて結構おいしいです。同じような品質なら私はやっぱり安い方を選びます」

 中国では経済の成長鈍化による消費意欲の低下が指摘されていて、若年層を中心に、より安価なコーヒーを買い求める人が増加しています。

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